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ディズニーランドの昼パレードを撮影する一眼レフカメラの設定

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東京ディズニーランドのショーやパレードを綺麗に撮影する一眼レフの設定

東京ディズニーランドで行われる昼間の屋外ショーやパレードを一眼レフカメラを使って綺麗に撮影する方法を紹介します。 特にほぼ毎日行われる「ジュビレーション」を例にとり、カメラやレンズの設定等を詳しく解説します。 ここで説明する内容は素人の考えですので間違えがあるかもしれませんがご了承ください。またご指摘もお待ちしております。

撮影環境

日付:2012年9月22日(土)
時刻:14:00〜14:30
天候:晴れ
内容:ジュビレーション(スペシャルイベントやレジェンド・オブ・ミシカでも同設定)
場所:東京ディズニーランド
ポジ:パレードルート最前列(トゥモローランドのスタージェット前)90分前から場所取り

使用レンズ

EF70-200mm F4L IS USM
撮影範囲切り替え設定:1.2m
フォーカスモードスイッチ:AF
STABILIZER 手ブレ補正スイッチ:ON
STABILIZER MODE 手ぶれ補正モード選択スイッチ:1

使用メディア

Transcend 32GB 400x

カメラ本体

EOS 7D ファームウェアVer2.03

Ver2.00にはバグが潜んでいて、私もこのバグに遭遇し速攻でver2.03にアップデートしました。 フリーズしたりするそうですが、私の場合は、アクセスランプが点滅しっぱなしになりました。 壊れて撮影したデータが全部すっ飛んだかと思いかなり焦りましたが、データは大丈夫でした。

■まずはクイック画面で設定出来る項目

撮影モード:マニュアルモード(M)

全て自分で設定した方が自由度が高いですし、遠回りかもしれませんが最終的に一番腕が上がりやすそうなのでこのモードで撮影するようにしました。 カメラ買いたてはAv優先で、レンズの開放Fを使いボケ味を出そうと思っていましたが、シャッター速度が1/500以下になるとダンサーの指先のブレが気になる様になっってきたので、マニュアルモードで「絞り」と「シャッター速度」共に自分の狙った設定になるモードにしました。

シャッター速度:1/800

シャッター速度SSは1/800秒が被写体がギリギリぶれない値で、1/650だとぶれることがあります。悪天候や夕方暗めの場合は1/650にする必要があるかもしれません。 ピーカン晴れの場合は1/800だと白トビすることがあるので、1/1000以上にすることもあります。基本的には少しアンダー(暗め)に撮影して、フォトショップで画像処理して明るくしています。

絞り:F4

絞りはレンズの開放F値です。私の持っている機材はF4のレンズなので、この値にしています。 EOS7DはセンサーがAPC-Sなので周辺光量落ちやディスト-ションなど気にならないので開放から使っています。 本当はF2.8通しのレンズが欲しいのですが、今はまだ予算の関係で購入出来ていません。 いずれF2.8通しの24-70とか70-200などのレンズを購入したらF2.8で撮影するようになるでしょう。

ISO感度:オート(上限値400)

ISOはオートにしてカメラに任せです。フィルム時代だと一枚ごとにISOを変えることは不可能だったのでISOオートは邪道と言われる方もいるかもしれません。 でも今はデジタルの時代です。使える機能はとことん使いこなすのが、デジタル時代の写真撮影やカメラマンの腕だと私は考えています。 露出に気を使うよりも、構図やチャンスを逃すのが嫌なので、昼のパークで撮影する場合はMモードにISOオートで撮影するのが一番だと考えています。

で、一応上限を400に設定しておきますが、晴れていれば小さなISO感度(100~400)で十分です。 またEOS7Dは高感度に弱くISOが大きい値になると、ノイズが目立つので低めのISO400までに押さえています。 もし上げてもISO800まででしょう。夜のショーやパレードの場合はどうしても足りないので、無理やりISO3200とかISO6400まで上げることが多いです。

露出補正/AEB設定:なし

MモードでISOオートだと露出補正はできません。

AFエリア:領域拡大AF(任意選択)

ショーやパレード中のダンサーは予測不能な動きをすることので、一点AFやスポット一点AFだとフォーカス抜けがたまに発生するので、チョット広めの領域拡大にしてピント外れを減らします。 スポーツはゾーンAFでもいいのでしょうが、これだと範囲が広すぎて狙った被写体以外にピントが合ってしまいそうなので利用していません。

ピクチャースタイル:スタンダード(3,0,0,0)

シャープネス、コントラスト、色の濃さ、色合いが決められます。 スタンダードが一番オススメで素直な画像になるようです。 この辺は好みの問題でもあるのでお好きな設定でどうぞ。

ホワイトバランス:AWB(オートホワイトバランス)

ホワイトバランスの設定はいじる必要は無いと思います。 EOS 7Dは、このあたりが良く出来ているらしくオートで十分なきがします。 必要であれば太陽光か日陰かくもりに設定するといいのでしょうがやったことがないのでわかりません。

測光方式:評価測光

測光方式は全体を評価させます。AF点を重点に置いた平均測光方式の様です。 AFを合わせたいにある被写体が黒っぽいと露出が明るくなり、逆に白っぽいと露出は暗くなります。

オートライティングオプティマイザー:標準

高輝度側諧調優先と、このオートライティングオプティマイザーはどちらか一方の設定が可能です。 私の撮影スタイルが露出アンダー気味で撮影して、暗い部分の補正を画像処理する方向なのでこちらを有効にしています。 暗い部分の補正がすぐれています。

記録画質:RAW−/JPEG L なめらか

RAWで撮って現像すればさらにきれいな写真が取れるようですが、私は手間暇を考えてjpeg撮って出しをしています。 必要であればPhotoshopでトリミング・写真の傾き補正・シャープネスを上げ・自動補正をかけるぐらいします。

AIサーボAF:AI SERVO

AIサーボAFは常にピントを合わせ続けるAI SERVOに設定します。 これでいつでもシャッターが切れる状態になります。 親指AFと組み合わせるととても使いやすいです。

ドライブモード:高速連続撮影

EOS7Dを使っている大きな理由がこの連写能力で、一秒間に最大8枚撮影できます。 ダンサーの一瞬の表情をとらえるなら、これぐらいの連写能力が欲しいところです。

操作ボタンカスタマイズ

シャッターボタン半押し:測光開始
AF-ONボタン:測光・AF開始(親指オートフォーカス)
マルチファンクションボタン:ファインダー内水準器表示
SETボタン:クイック設定画面
マルチコントローラー:AFフレームダイレクト選択

■MENUボタンから設定できる項目

周辺光量補正:する

これはcanon純正レンズを使っているなら利用した方がいい項目でしょう。センサーがAPS-Cなのでそもそも周辺が蹴られた画像なのでまだいいほうでしょうがそれでも周辺部が暗くなりがちなのでカメラ内で補正をかければましな画像が出力されます。

高輝度・諧調優先:しない

曇りから晴れになり急な明るさの変化に対処出来る機能で、明るい部分を白トビさせずに諧調を持たせることが出来ますが、基本アンダー目に撮るので必要ではありません。

C.FnI:露出

露出ステップ:1/3段
ISO感度設定ステップ:1/3段
ISO感度拡張:しない
セイフティーシフト:する(Tv/Av値)絞り優先、シャッター速度優先で撮影するとき、手動設定した絞り値やSS値で適切な露出にならない場合に自動的に露出を調整してくれる機能。

C.FnII:画像

長時間露光のノイズ低減:自動
ディズニーランドで長時間露光する時は花火撮影時ぐらいです。低ISOで撮影するのでノイズがあまり乗らないきがします。

高感度撮影時のノイズ低減:標準
強にすると連写速度が大幅に落ち、画像も荒くなるので、標準までで。

高輝度側・階調優先:しない
オートランティングオプティマイザーを使いたいので、渡しの場合これは”しない”にする必要があります。

C.FnII:AF・ドライブ

AIサーボ1コマ目/2コマ目以降動作:ピント優先/被写体追従優先
連写しすぎてピントが合わない写真ではしょうがないので、若干の連写速度低下があってもピントがずれない方を選んでいます。 私は連写しすぎな傾向になるので、撮影枚数を減らして写真の整理を楽にすることと、シャッターの寿命を延ばすのが目的です。

AIサーボ時の測距点選択特性:距離連続性優先
狙った被写体をおっかけ連写時、急に前を他の物体が通った場合、元の距離を維持する設定です。

AF測距不能時のレンズ動作:駆動しない
長玉レンズを使う場合にサーチさせると時間がかかる場合があるので駆動しないほうがAFが早く合ってくれるみたいです。 今件に関しては技術的なことはよくわかりません。書籍の受け売りです。

AFマイクロアジャストメント:レンズごとに調整
レンズごとに調整にしてありますが、実際には何も調整していないので出荷状態です。

測距エリア選択モードの限定:する(領域拡大AF/1点AF/スポット1点AF)
常にほぼ中心に被写体を置いて撮影しているので広いAFエリアは不要なのでこの3点のみを選択出来るようにしています。

縦位置/横位置のAFフレーム設定:別々に設定
立っている人物を取る場合には顔の部分をAFフレームにするので縦横では別のフレームにしておいたほうが何かと便利です。

ミラーアップ撮影:しない
ここ注意です。よく説明を読まないでするにせっていするとカメラの挙動がおかしくなって一瞬壊れたかと思ってしまいます。 2回シャッターボタンを押すとシャッターが切れるモードになるのでこれはしないにしておきましょう。 ミラーショックを抑えるためにあるみたいですがパークでは不要でしょう。

まとめ

ここで説明した設定を参考にして頂き、最終的には自分の撮影スタイルに合わせて設定を追いこんでいけば自分が納得できる写真が撮れるようになるでしょう。 ちなみにこのサイトで紹介しているさまざまな写真は、数万枚撮影した写真の中からできるだけいい物をピックアップして紹介しています。 カメラの設定も大切ですが、良い場所を確保することや、良い機材を用意することも、高品質な写真を撮影するポイントなので、一度や二度の撮影ではなかなかうまくとれないと思います。 最低でも数十回は通って色々研究出来るように、年間パスポートが必須になると思います。

関連項目

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