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レンズMTF特性図(MFT曲線)の見方
MTF曲線はレンズの性能を評価するひとつの指標。これだけでレンズの良さがわかるわけではない。 絞り開放時の特性を表している、メーカーによっては絞った時の値を掲載している(キヤノンはF8も公開)。
■グラフが二つある意味
・左のグラフはワイド(W)端(70mm)の特性を示している。 ・右のグラフはテレ(T)端(200mm)の特性を示している。
単焦点レンズの場合はグラフが1つとなる。
■XY軸の意味
・グラフの横軸(X)はレンズ中心からの距離。
・グラフの縦軸(Y)はコントラスト値を表す。
■線色の意味
・太線(10本/mm)はコントラスト(ヌケの良さ)。
・細線(30本/mm)は解像度(画像のアマさ)。
■線種の意味
・実線Sが放射線方向(Sagittal)。
・点線Mが同心円方向(Meridional)。
■良いレンズ
・線がグラフの上方にあるほど、良いレンズと言える。
・グラフの右端でも落ち込まないと、周辺も綺麗。
・点線と実線の差が少ないと、ボケが綺麗。
・太線(10本/mm)が0.8以上で優秀、0.6以上で満足できると言われる。
ちなみに、憧れのサンニッパのMFT曲線は、下のグラフの様になっています。良いレンズの条件をクリアしていると思われるよいグラフです。
関連項目
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